【徹底解説】歯の黄ばみの原因とは？白さを保つためにやってはいけないこと

「歯が黄ばむ原因って何？」

「黄ばんでしまった歯を白くするための方法が知りたい！」

「歯の白さを保つためにはどうしたらいいの？」

毎日歯を磨いているのにいつの間にか歯が黄ばんでしまったという方も多いのではないでしょうか？

一度気になってしまうと、歯の黄ばみがより一層コンプレックスになってしまい、口を開けることすらためらってしまいますよね。

黄ばんでしまった歯をそのまま放置してしまうと、虫歯や歯周病、口臭だけでなく、生活習慣病の原因になる可能性もあります。

そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。

• 歯の黄ばみの原因とは？
• 歯の色が与える印象
• 歯の黄ばみを防ぐおすすめの方法
• すでに黄ばんでしまった歯を白くする方法
• 歯の黄ばみを取るためにやってはいけないこと
• 歯の白さを保つためには？

歯の黄ばみで悩む方だけでなく、黄ばみ予防や、意外と知らない黄ばみを取るためにやってはいけないことなどをわかりやすく解説しています。

ぜひこの記事を参考に、白くてきれいな歯を目指しましょう！

歯の黄ばみの原因とは？

歯が黄ばむ原因は、大きく分けて2つあります。

それは、内部的要因と外部的要因です。

自分の黄ばみの原因をしっかりと理解しないで、間違ったケアをしてしまうと逆に黄ばみの原因になるので注意しましょう。

では、いったいどのような原因で黄ばむのか、それぞれ解説します。

内部的要因による黄ばみ

内部的要因とは、歯の内部が何らかの理由で黄ばみ、その黄ばみが透けることで歯自体が黄ばんで見えることです。

具体的な原因はどのようなものがあるのか、ひとつひとつ見ていきましょう。

加齢

毎日歯を磨いているのに、子どもの頃は白かった歯が、大人になるにつれてだんだんと黄ばんでいくという方も多いのではないでしょうか。

年を重ねると、歯の表面を覆うエナメル質が、歯磨きや新陳代謝の低下によって少しずつ薄くなり、歯の中にある象牙質が透けて黄ばんで見える傾向にあります。

高齢の方の歯が黄色く見えるのはこの原因が多いと言えるでしょう。

生まれつき

歯の内部にある象牙質は、もともと黄色いのですが、歯の表面を覆う半透明のエナメル質の厚さによって歯の見え方は変わります。

エナメル質が厚い人は、象牙質が透けにくいため、歯が白く見え、逆にエナメル質が薄い人は、象牙質の黄色が透けて見え、黄ばんだように見えるのです。

このエナメル質の厚さは生まれつきそれぞれ個人差があるので、小さな子どもでも歯が黄色く見えることがあります。

また、日本人は、エナメル質が薄い傾向にあるので、生まれつき黄色っぽく見える歯の人も多いです。

薬の服用

歯が作られる胎児期や、歯が生え変わる時期に、テトラサイクリン系の抗生物質を多量に服用すると、歯の色が変色してしまうことがあります。

テトラサイクリン系の抗生物質は、カルシウムと結びつきやすく、歯の生え変わりの大事な時期に大量に服用することで、徐々に黄色や茶色に変色すると言われているので、注意が必要です。

外部的要因による黄ばみ

歯の表面に付着した汚れが、時間の経過とともに、歯の表面を覆うエナメル質に浸透してしまいます。

これが外部的要因による黄ばみです。

黄ばみに悩む方のほとんどは、この外部的要因によるもので、毎日の生活習慣が大きく関わっています。

それでは、具体的な原因を見ていきましょう。

飲食

外部的要因のなかでも特に、大きな原因となっているのが飲食による黄ばみです。

食べ物や飲み物の色素が、歯の表面だけでなく内部まで沈着してしまい、歯が黄ばんだり、黒ずんだりします。

特に以下のような色の濃いものや、酸性の強いものには要注意です。

不十分な歯磨き

皆さんは、毎日正しい歯磨きができていますか？

毎日の歯磨きが不十分だと、歯に付着した食べかすが歯垢になります。

歯垢は、たった2日で歯石になり、歯磨きだけでは落ちなくなってしまい、歯石を放置すると、白色から黄色になり、最終的に黒色になります。

しっかりと歯と歯の間や、歯と歯茎の境目を磨くことが大切です。

たばこ

たばこに含まれるタールやヤニは、黄ばみや黒ずみの原因となるメラニン色素を生成します。

また、ヤニには強い粘着力があり、飲食物の色素を歯にくっつけ、色素沈着をより促進するというやっかいものなのです。

さらに、タバコに含まれるニコチンは、血流を悪くするので、歯茎まで変色する可能性もあります。

タバコを吸った直後に歯磨きをすれば、ヤニやタールなどの成分は落ちますが、半日～1日で色素沈着し、黄ばみや黒ずみの原因となるでしょう。

虫歯や詰め物をした歯

虫歯になると、歯が黒くなるだけでなく、歯に穴が開き、その穴が黒く見えることはありませんか？

虫歯によって歯の表面がでこぼこになると、光が乱反射することが原因です。

また、虫歯の治療に使用される白い詰め物が経年劣化で黄色く変色したり、詰め物の中の虫歯によって黒ずんで見えることもあります。

口腔内の乾燥

意外と知られていませんが、口の中が乾燥していると、黄ばみの原因となってしまうのです。

唾液には、細菌や汚れを洗い流す働きがありますが、口の中が乾燥し唾液の量が減ると、食べかすなどが口の中に溜まり、歯に付着してしまいます。

その結果、食べかすが歯垢や歯石になり、黄ばみや黒ずみの原因となります。

歯の色が与える印象

歯がキレイかそうでないかによって、初対面の相手に与える影響は大きく変わります。

初対面の人に会った時、最初に視線がいくのは顔ですよね。

その中でも、会話をするときには、目や口元は特に目がいく場所です。

歯がきれいだと、相手に与える印象も良くなると言えます。

白くてきれいな歯と黄ばんだ歯とでは、与える印象にどのくらい差があるのでしょうか。

白くてきれいな歯が与える印象

白くてきれいな歯の人を見た時、どんな印象を持ちますか？

• 清潔感がある
• 若々しい
• 爽やか
• きちんとしたメンテナンスをしている＝真面目、気を使える人
• 仕事ができそう
• 健康

白い歯で、相手に悪い印象を与えることはありません。

歯が白くてきれいだと、私生活だけでなく、仕事においても非常に多くのメリットがあります。

黄ばんだ歯が与える印象

歯の黄ばみは、自分自身が気になるだけでなく、相手に与える印象まで悪くなってしまうことがあります。

• 不潔
• だらしがない
• 身の回りの整理整頓ができなさそう
• 老けて見える
• 簡単な生活習慣ができていない＝仕事ができなさそう
• 口臭がありそう

いかがですか？

実際には、仕事ができて、部屋の掃除が得意でも、見た目次第では、相手に悪い印象を与えかねません。

また、歯がくすんでいると、実際の年齢より老けて見られる傾向にあります。

歯の黄ばみだけで、実際とは異なるネガティブな印象を与えてしまうのはもったいないですよね。

そこで、すぐに取り入れられる歯の黄ばみを防ぐ簡単な方法を解説します。

歯の黄ばみを防ぐおすすめの方法

ここでお伝えするのは、歯科医院でのホワイトニングや、マウスピースなどの器具を使った面倒なホワイトニングではありません。

誰でも簡単に、すぐに取り入れられる黄ばみ防止の方法です。

意識するだけでできるので、ぜひ今日からやってみましょう！

食後はなるべく早めに歯磨きをする

食後や、色素の濃い飲み物を接種したあとは、なるべく早めにブラッシングをしましょう。

当たり前のことですが、後回しにしてしまったり、外出先で歯ブラシを持っていなかったりで、意外と、食後すぐに歯磨きをしていない人も多いのではないでしょうか？

食べかすが口の中に残っている状態が続くと、歯垢となって歯に付着し、それが歯垢となって黄ばみの原因になります。

歯ブラシがない場合は、水で口をゆすぐだけでも十分効果はあります。

間食のあとも忘れずにブラッシングをするようにしましょう。

正しい方法で歯磨きをする

黄ばみや歯垢を落とそうと、歯ブラシを歯に強く当てて歯を磨いていませんか？

実は、強くブラッシングをすると、歯の表面のエナメル質がすり減ってしまい、黄ばみの原因となることもあります。

以下のような正しい方法で歯を磨くことが大切です。

• 強くこすらず、歯ブラシを軽く当てて歯を磨く。
• 自分のサイズに合った歯ブラシを使用する。
• 歯ブラシは、歯に対してななめ45度に当てて磨く。
• 歯だけでなく、歯と歯の隙間や、歯と歯茎の境目も1本ずつ丁寧に磨く。
• 歯の隙間は歯ブラシが届かないので歯間ブラシやデンタルフロスを使用する。

今日からでも取り入れられる簡単な方法なので、すぐに試してみてください。

よく噛んで食べる

よく噛むことで、唾液の分泌を促し、細菌や汚れを落としてくれます。

食後にキシリトール入のガムを噛むことも、唾液の分泌量が増えるので、黄ばみの予防になります。

よく噛むことは、黄ばみ防止だけでなく、消化を助けたり、早食い防止にもなり、メリットが多いのでおすすめです。

ホワイトニング歯磨き粉を使う

ホワイトニング専用の歯磨き粉は、研磨剤などの成分が配合されていない無添加のものが多いので、特におすすめします。

一般的な歯磨き粉には研磨剤が多く含まれるものがあり、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまい、黄ばみの原因となることがあります。

毎日の歯磨きに取り入れられるので、簡単に黄ばみを防止することができます。

毎日のケアで、歯の黄ばみを防止しましょう。

すでに黄ばんでしまった歯を白くする方法

「黄ばみ防止の方法はわかったけど、もうすでに黄ばんでいる人はどうすればいいの？」

という方におすすめの、歯の黄ばみを改善する方法をご紹介します。

歯科医院への通院

歯科医院では、歯石取りやクリーニングなどの定期的なケアから、本格的なホワイトニングまで自分の悩みに合った施術を受けることが可能です。

ホワイトニングには、歯科医院にて行うオフィスホワイトニングと、処方されたホワイトニングジェルと型取りしたマウスピースを使用し自宅でホワイトニングを行うホームホワイトニングがあります。

さらに、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングもあり、効果もしっかりと現れるので、特に内部的要因の黄ばみの方におすすめです。

とはいえ、歯科医院への通院は、時間も費用もかかります。

忙しい方や、お金をかけたくないという人にはおすすめできません。

ホワイトニング歯磨き粉

自宅で簡単に、しかも費用も抑えられる黄ばみ改善の方法が、ホワイトニング歯磨き粉です。

手軽に手に入り、毎日のブラッシングに使用する歯磨き粉をホワイトニング歯磨き粉に変えるだけで簡単に黄ばみを改善することができます。

さらに、口臭予防や虫歯予防の成分も配合されているホワイトニング歯磨き粉も多いので、一石二鳥ですね！

併せて読みたい▷▷【ホワイトニング効果は？】e-whiteの効果と口コミを徹底解説！

歯の黄ばみを取るためにやってはいけない方法

付いてしまった黄ばみを取ろうと、ネットの情報や自己流でケアをしている人も多いのではないでしょうか？

しかし、万が一間違った方法で黄ばみのケアをしていると、逆に歯を傷つけてしまったり、黄ばみや黒ずみを促進させてしまう可能性もあるのです。

意外とやりがちな、黄ばみ取りのやってはいけない方法を解説します。

歯をゴシゴシと磨く

歯の汚れを落とすために、しっかりとゴシゴシ磨いてしまうと、歯の表面のエナメル質が薄くなります。

エナメル質が薄くなると、歯の内部にある象牙質が表面に出てきてしまい、黄ばみの原因になるだけでなく、冷たいものや刺激物などで痛みを感じやすくなります。

そんなに強く磨いていないという人でも、意外と力が入っており、歯の表面を傷つけていることもあるんですよ。

どのくらいの力で磨けばいいのかわからない人は、力加減を音で知らせてくれる歯ブラシがおすすめです。

使用してみると、意外とすぐに音が鳴ってしまうので、思っている以上に力が入っていたことに気づくことができます。

重曹での歯磨き

SNSやネット上で、黄ばみを落とすために重曹での歯磨きをおすすめしている記事をよく見ますよね。

重曹は、キッチンのシンクやお風呂の鏡などの汚れをきれいに落とすイメージがあるので、歯の汚れも落ちるのでは？と思いますが、実は逆効果なんです。

重曹で歯を磨くと、歯の表面が削られ、傷ついた部分に歯垢が溜まりやすくなり、黄ばみの原因になることもあります。

歯の消しゴムで汚れを落とす

正しく使用すれば問題はありませんが、削りすぎや、元々きれいだったところまで削ってしまうと黄ばみの原因になることもあります。

市販されているもののなかには、研磨剤が強いものもあるので、歯科医院で販売されているものの購入をおすすめします。

また、歯の消しゴムは歯の表面を削って白くするものなので、毎日の使用や、歯全体への使用は避けましょう。

歯の白さを保つためには

歯科医院での定期的なメンテナンスや、毎日のブラッシングなど、継続してケアをすることが大切です。

せっかくホワイトニングで歯を白くしても、何もケアをしないでそのまま放置しておくと、また黄ばみが出てきます。

歯の印象で、相手に与える影響も大きく変わるので、できることは1日でも早く取り入れて、白くきれいな歯で素敵な毎日を送りましょう。